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華麗で上質な存在感。優しい肌触りと高い機能性を併せ持つシェニール織物。

シェニール織(再織) は、暖かみのある独特の風合いが特長の織物。
この仕上がりを得るために、一度織り上げた織物をタテ糸に添って切断し、横糸として再び織り上げる、希少価値の高い織物として知られています。

シェニール織織り上がりが狙いの柄になるようにデザインされたストライプ状の織物を、約4 ミリ幅で縦に切断してシェニール糸として仕上げ、それを横糸にして再度丁寧に織ってゆくと、表と裏に同じ絵柄が現れてきます。シェニール織は、18 世紀にタータンチェックで有名な伝統織物のスコットランドで誕生。やがてヨーロッパへ伝わるのですが、同時期、日本に直接伝わり、明治10 年頃に和歌山県で「シェニール織」として誕生しました。以来、日本独自の発展を遂げた織物です。一度織った織物( シェニール糸) を再度織り上げ、織物を作る製法から日本では「再織」とも呼ばれています。
元来生産工程が複雑で、手作業による技術が重要な再織は機械化が難しく、一度は生産が途絶えてしまいました。
そこでこの伝統ある織物をもう一度再現するため再度機械化の研究がなされ、今日の技術で随所に改良が加えられた結果、平成3年、遂に再織が蘇りました。

シェニール織シェニール織( 再織) は、その優しい肌触りに加え、吸水性の良さ、ノーアイロンなど高い機能性も併せ持つシェニール織物。その素晴らしさが認められ、昭和4 年には天皇へテーブルクロスの献上が許されました。以降、根強い支持者によって支えられ、現代では新しいデザインやアイテムが加わり、堅調な広がりを見せていますが、他方その独自な製法そのものへの関心も高まり、カルチャーとしての手織り教室も盛んになってきています。

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